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Muscle Performance Laboratory
Faculty of Health and Sports Science, Juntendo University
順天堂大学スポーツ健康科学部/大学院スポーツ健康科学研究科
宮本直和研究室
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順天堂大学 スポーツ健康科学部/大学院スポーツ健康科学研究科 宮本直和研究室では、
骨格筋や腱のサイズ・構造、機能、使い方、疲労・損傷状態などの視点から
✓ アスリートや高齢者の骨格筋の特徴
✓ 筋・腱・関節の特性と競技パフォーマンスとの関連
✓ 肉離れの受傷メカニズムの解明、新規受傷リスク要因の同定
✓競技パフォーマンス向上やケガ予防のための効果的・効率的なトレーニング法構築
などについての研究を進めています。
NEWS
2024年11月3日
第37回日本トレーニング科学会大会において、三浦さん(M2)が若手研究奨励賞大賞を受賞しました。
2024年10月24日
11月2日(土)-3日(日)に開催される『第37回日本トレーニング科学会大会』(於:川崎医療福祉大学)において、大学院生の新地さん(D2)と三浦さん(M2)が研究発表(一般演題)をします。
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新地弘太郎, 山下大地, 宮本直和. アシストジャンプが自重ジャンプ動作中の地面反力およびジャンプ高に与える急性的な影響
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三浦佳祐, 宮本直和. ノルディックハムストリングの容量減少に伴う大腿二頭筋筋束長・スティフネス、伸張性膝関節屈曲筋力の変化
学会大会サイト
2024年8月16日
前十字靱帯再建術に用いる半腱様筋腱の特性と患者年齢との関係には男女差があることを明らかにした論文が『Clinical Biomechanics』にアクセプトされました。
本研究では、実際の前十字靱帯再建術に用いられる半腱様筋腱の余剰部(※破棄される部分)を用いた引張試験を行い、腱のヤング率(硬さ)やたるみやすさを評価しました。その結果、男性患者の場合は年齢が低いと半腱様筋腱ヤング率は低い(軟らかい)のに対して、女性患者の場合は低年齢だと繰り返し腱を引き伸ばした場合にたるみやすいことがわかりました。これまでの研究で、低年齢者(20歳未満)や女性はACL再建後の再損傷リスクが高いことがわかっていますが、その理由は明確ではなく、低年齢者や女性でのACL再損傷を防げていません。本研究の結果を踏まえると、患者の年齢や性別に応じてACL再建術時の対応を変える必要があり、それによってACL再損傷を防げる可能性があります。
論文タイトル:Age-dependence of semitendinosus tendon properties used for anterior cruciate ligament reconstruction differs in males and females
本論文は、順天堂大学医学部の髙澤祐治先生・長尾雅史先生・小林洋平先生・木下真由子先生・西尾啓史先生、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の宮本恵里先生・赤澤拓都さん・木村範子さんとの共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2024年8月
共同研究者(論文共著者)の萱和磨さん(2023年度 順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 博士後期課程修了・博士号取得)が、パリオリンピック体操競技男子団体総合での金メダル獲得の報告に研究室を訪問してくれました。
写真1 写真2
2024年7月1日
博士後期課程2年の久々知修平さんが、ラグビー男子日本代表(エディジャパン)のヘッドアスレティックトレーナーを務めることになりました。久々知さんの現場での活動を研究室として応援・支援したいと思います。
Japan Rugbyサイト
2024年7月1日
7月19日に開催される『ハイパフォーマンス・アスリート極限支援研究拠点シンポジウム』(テーマ:スポーツサイエンスのニューノーマル、主催:立命館大学スポーツ健康科学総合研究所(共催:順天堂大学、筑波大学))において話をする機会をいただきました。演者・講演内容は下記の通りです。
- 「スポーツ科学の研究と現場指導からみる走運動」
長距離の事例から(高尾憲司先生(株式会社ブルーミング、株式会社ワコール))
短距離の事例から(貴嶋孝太先生(大阪体育大学))
パネルディスカッション(高尾先生・貴嶋先生・安藤良介先生(国立スポーツ科学センター))
- 「骨格筋の量と質の科学」〜トレーニングとコンディショニングの最前線〜
筋量の観点から(前大純朗先生(立命館大学))
筋質、筋機能の観点から(宮本)
シンポジウム情報 告知フライヤー(PDF)
2024年6月14日
2週間のトレーニング中断が大腿二頭筋の筋柔軟性(筋スティフネス)に及ぼす影響について検討した論文が『European Journal of Applied Physiology』にアクセプトされました。
本研究では、陸上短距離走選手を対象に、2週間のトレーニング継続あるいは中断前後に、肉離れ好発筋である大腿二頭筋の筋柔軟性(筋スティフネス)を測定しました。その結果、トレーニングを継続した場合には変化はないのに対して、トレーニングを中断した場合は筋柔軟性が損なわれました(筋スティフネスが高くなりました)。この結果は、オフやケガなどによるトレーニング中断後は筋柔軟性の回復に努める必要があることを示唆しています。
論文タイトル:Biceps femoris long head stiffens after 2 weeks of training cessation in highly trained sprinters
本論文は、国立スポーツ科学センターの山下大地先生、筑波大学の平田浩祐先生、順天堂大学の山崎一彦先生・岩﨑崇文、バスク大学/スポーツ生理学者のIñigo Mujika先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2024年4月25日
エリート男性アスリートを対象に、カウンタームーブメントジャンプ(反動を用いた垂直跳び)パフォーマンスと股関節・膝関節・足関節のキネマティック(角度や角速度など)・キネティックパラメータ(トルクやパワーなど)との関係について検討した論文が『Sports Biomechanics』にアクセプトされました。
論文タイトル:Relationship between jump height and lower limb joint kinetics and kinematics during countermovement jump in elite male athletes
本論文は、順天堂大学の新地弘太郎さん(宮本直和研D3)・青木和浩先生、国立スポーツ科学センターの山下大地先生・山岸卓樹先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者:新地さん、責任著者:山下先生)
ジャーナルサイト PubMed
2024年4月1日
国際誌『Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports』のEditorial Board Memberを務めることになりました。
2024年3月1日
エリート体操競技選手がカッシーナ(鉄棒種目における伸身コバチ1回ひねり)を習得するまでの練習過程を記した論文が『スポーツパフォーマンス研究』に実践研究としてアクセプトされました。
本論文は、東京2020オリンピック競技大会に出場したエリート体操競技選手が、その後の試合(全日本体操団体選手権)でのカッシーナ実施を目標に行った練習について、実施者が意識したことの変遷などを動画(失敗試技も含め48本!)も添えて詳らかに報告した内容です。
論文タイトル:エリート体操選手が体操競技種目鉄棒において「伸身コバチ1回ひねり(カッシーナ)」を試合で実施するまでの練習過程における意識の変化
本論文は、順天堂大学・萱和磨さん(博士後期課程在籍)、原田睦巳先生、冨田洋之先生、内藤久士先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者:萱さん、責任著者:原田先生)
J-STAGE
2024年2月22日
共著者として参画し、1月5日に『European Journal of Neuroscience』にアクセプトされた研究(Observing an expert’s action swapped with an observer’s face increases corticospinal excitability during combined action observation and motor imagery)がプレスリリースされました。詳細はプレスリリースサイトをご覧ください。
2024年1月5日
動作観察時の皮質脊髄路興奮性について、動作実施者の顔(自分自身あるいは他人(熟練者))が及ぼす影響について検討した論文が『European Journal of Neuroscience』にアクセプトされました。
熟練者の映像を見てイメージすることは運動学習に有効であることは知られていますが、本研究で得られた知見は、その際の対象者(動作実施者)の顔が自分自身なのか他人なのかによって学習効果が異なる可能性を示唆するものです。
論文タイトル: Observing an expert’s action swapped with an observer’s face increases corticospinal excitability during combined action observation and motor imagery
本論文は、信州大学・吉武康栄先生、早稲田大学・渡邊裕宣先生、産業技術総合研究所・鷲野壮平先生、東洋大学・小河繁彦先生、鹿屋体育大学・金久博昭先生、奈良先端科学技術大学院大学・加藤博一先生、との共同研究によるものです。
(筆頭著者:渡邊先生、責任著者:吉武先生)
ジャーナルサイト PubMed
2023年10月15日
11月25日にオンライン開催される『第31回身体運動科学シンポジウム』(テーマ:ストレッチングの最新研究動向、オーガナイザ:東京大学 久保啓太郎先生)において話をする機会をいただきました。演者・講演内容は下記の通りです。
- ストレッチングが筋構造・力学的特性に及ぼす効果:現場に還元するためのエトセトラ(西九州大学 中村雅俊先生)
- 筋柔軟性改善や肉離れ予防のためのストレッチング(宮本)
- 腱特性変化からみたストレッチングの是非(東京大学 久保啓太郎先生)
- パフォーマンス向上のためのストレッチング再思三考(酪農学園大学 山口太一先生)
- 動脈硬化予防・改善に効果的なストレッチングとは?(立命館大学 家光素行先生)
シンポジウム情報
2023年9月1日
9月15日~16日に開催される『計測自動制御学会 ライフエンジニアリング部門シンポジウム2023(第 38 回生体・生理工学シンポジウム)』(東洋大学 川越キャンパス)において、オーガナイズドセッション『運動科学分野における最新測定法・解析法を考える』(オーガナイザ:東洋大学 小河繁彦先生)内で超音波剪断波エラストグラフィについて話をする機会をいただきました。演者・講演内容は下記の通りです。
- 高密度表面筋電図法を用いた運動単位活動の定量・可視化とその応用(中京大学 渡邊航平先生)
- 超音波剪断波エラストグラフィを用いた筋柔軟性の評価とその応用(宮本)
- 加齢と運動の相互作用が脳構造へ及ぼす影響とは?-MRI による検討(産業技術総合研究所 樽味孝先生)
- 動脈ウインドケッセル機能の生理学的意義および評価法(産業技術総合研究所 菅原順先生)
シンポジウムサイト
2023年6月26日
2週間のトレーニング中断が膝関節伸展および屈曲の等速性筋力に及ぼす影響について検討した論文が『PLOS ONE』にアクセプトされました。
本研究では、陸上短距離走選手を対象に、2週間のトレーニング中断前後に①比較的遅い(=角速度が低い)短縮性筋力、②比較的速い(=角速度が高い)短縮性筋力、③比較的遅い伸張性筋力を測定しました。その結果、膝関節伸展と屈曲どちらも、遅い短縮性筋力は変化しないが、速い短縮性筋力は低下し、伸張性筋力はさらに大きく低下することが明らかとなりました。この結果は、ケガや病気、オフなどによるトレーニング中断後は速い動作での筋力や伸張性筋力の回復に努める必要があることを示唆しています。
論文タイトル:Effect of two weeks of training cessation on concentric and eccentric knee muscle strength in highly trained sprinters
本論文は、国立スポーツ科学センターの山下大地先生、筑波大学の平田浩祐先生、順天堂大学の山崎一彦先生、バスク大学/スポーツ生理学者のIñigo Mujika先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者:山下先生、責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2023年5月6日
力調節課題時の課題難易度が皮質脊髄路の興奮性に及ぼす影響について検討した論文が『Neuroscience Letters』にアクセプトされました。
本研究では、二連発経頭蓋磁気刺激法(TMS)を用いて短潜時皮質内抑制および皮質内促進について評価しました。本研究で得られた知見は、効果的なリハビリプログラムの作成などに役立つ可能性があります。
論文タイトル: Greater task difficulty during unilateral motor tasks changes intracortical inhibition and facilitation in the ipsilateral primary motor cortex in young men
本論文は、信州大学・吉武康栄先生、早稲田大学・渡邊裕宣先生、鹿屋体育大学・金久博昭学長、東洋大学・小河繁彦先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者:渡邊先生、責任著者:吉武先生)
ジャーナルサイト PubMed
2023年4月1日
博士前期課程2名、博士後期課程2名の大学院生が新たに研究室メンバーに加わりました(全9名)。
詳細はメンバーページをご覧ください。
2023年3月15日
博士前期課程の今泉さん・穂苅さんが修士号を取得しました。
2023年2月28日
研究分担者として関わる科研費が2つ採択されました。
基盤研究B(2023年度~2026年度)「思春期前期におけるスプリント走能力発達の一時的停滞が発生するメカニズムとその
予測」(研究代表者:鹿屋体育大学・永原隆先生)
基盤研究C(2023年度~2026年度)「アスリートの「バネ」の規定要因解明および「バネ」機能強化法構築のための基盤創出」(研究代表者:順天堂大学・山崎一彦先生)
2022年11月9日
前十字靱帯再建術に用いる半腱様筋腱の特性と患者年齢との関連について検討した論文が『Journal of Orthopaedic Surgery and Research』にアクセプトされました。
本研究では、実際の前十字靱帯再建術に用いられる半腱様筋腱の余剰部(※破棄される部分)を用いた引張試験を行い、ヤング率や弛みやすさを評価しました。その結果、半腱様筋腱のヤング率は年齢に伴い増加すること、すなわち、若い患者の半腱様筋腱は腱サイズに依存せず軟らかいことが明らかとなりました。この結果は、若年者では移植腱(再建靱帯)が再損傷しやすい・弛みやすいことと関係してい可能性があります。
論文タイトル:Age-related changes in mechanical properties of semitendinosus tendon used for anterior cruciate ligament reconstruction
本論文は、順天堂大学医学部の髙澤祐治先生・長尾雅史先生・小林洋平先生・木下真由子先生・西尾啓史先生、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科スポーツ遺伝学研究室の宮本恵里先生・赤澤拓都さん(宮本恵里研究室M2)との共同研究によるものです。
(筆頭著者:赤澤さん、責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2022年10月11日
森永製菓株式会社 研究所 健康科学研究センターと共同研究契約を締結しました。
2022年9月16日
短縮性および伸張性の最大膝関節屈曲筋力発揮が大腿二頭筋長頭の筋柔軟性(筋スティフネス)に及ぼす影響について検討した論文が『Journal of Sports Science and Medicine』にアクセプトされました。
本研究では、数回の伸張性最大膝関節屈曲筋力発揮によって大腿二頭筋長頭の筋柔軟性が高まる(筋スティフネスが低くなる、伸びやすくなる)一方、同回数の短縮性筋力発揮では筋柔軟性に変化がないことが明らかとなりました。この結果は、伸張性収縮は筋肥大や筋力向上だけではなく筋柔軟性改善にも効果的であることを示唆しています。
論文タイトル:Passive muscle stiffness of biceps femoris is acutely reduced after eccentric knee flexion
本論文は、順天堂大学運動生理学研究室の内藤先生・支さん(博士後期課程在籍)との共同研究によるものです。
(筆頭著者:支さん、責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2022年7月7日
50~70歳代の中高齢者を対象に、24週間にわたる低強度(40%1RM)のレジスタンストレーニングとケルセチン配糖体摂取の併用が筋量および筋柔軟性(筋スティフネス)に及ぼす影響について検討した論文が『Frontiers in Nutrition』に掲載されました。(※論文アクセプトは6月16日)
私たちはこれまでに、①50歳頃から加齢に伴い筋柔軟性が乏しくなる(=筋スティフネスが高くなる)こと(Maeda et al. Int J Environ Res Public Health 2021)、②50~70歳代の中高齢者が低強度(40%1RM)のレジスタンストレーニングを24週実施すると筋量は増加するが筋質は改善しないこと(Otsuka et al. J Cachexia Sarcopenia Muscle .2022)を明らかにしてきました。今回の研究では、二重盲検(double blind)のランダム化比較試験(randomized controlled trial: RCT)によって、低強度レジスタンストレーニングとケルセチン配糖体の併用により、50~70歳代の中高齢者の筋量および筋柔軟性が改善することが明らかとなりました。
論文タイトル:Effects of quercetin glycoside supplementation combined with low-intensity resistance training on muscle quantity and stiffness: A randomized, controlled trial
本論文は、サントリーウエルネス株式会社 健康科学研究所、立命館大学 橋本健志先生、医薬基盤・健康・栄養研究所 山田陽介先生などとの共同研究によるものです。
ジャーナルサイト PubMed
2022年5月9日
本田技研工業株式会社/株式会社本田技術研究所と共同研究契約を締結しました。
2022年5月3日
筋力および柔軟性に関連する遺伝子多型が体操競技のパフォーマンスに及ぼす影響について検討した論文が『European Journal of Sport Science』にアクセプトされました。
本研究において、筋力および柔軟性に関連する遺伝子多型と体操競技各種目のDスコアとの関連について検討した結果、筋力に関連する多型は相対的に筋力が重要な役割を果たす種目(男性:吊り輪など)のDスコアと、柔軟性に関連する多型は相対的に柔軟性が重要な役割を果たすと考えられる種目(男性:あん馬など)のDスコアと関係していることが明らかとなりました。また、本研究では、エストロゲン合成の主要酵素であるアロマターゼ遺伝子(CYP19A1)の多型が柔軟性と関係することを明らかにしました。
論文タイトル:Genetic polymorphisms related to muscular strength and flexibility are associated with artistic gymnastic performance in the Japanese population
本論文は、順天堂大学スポーツ遺伝学研究室の福先生・宮本恵里先生および体操競技研究室の原田先生・冨田先生、南カリフォルニア大学の熊谷先生、筑波大学の前田先生(現早稲田大学)・新竹先生・金子さん(OG)などとの共同研究によるものです。
(筆頭著者:熊谷先生と金子さん(共同筆頭)、責任著者:福先生)
ジャーナルサイト PubMed
2022年4月1日
博士前期課程2名、博士後期課程3名の大学院生が新たに研究室メンバーに加わりました。詳細はメンバーページをご覧ください。
2022年2月20日
24週間の低強度(40%1RM)および中強度(60%1RM)のレジスタンストレーニングが、50~70歳代の中高齢者の筋量および筋質を改善するのかについて、単盲検(single blind)のランダム化比較試験(randomized controlled trial: RCT)によって検討した論文が『Journal of Cachexia, Sarcopenia and Muscle』にオンライン掲載されました。
(※論文アクセプト:2022年1月17日、論文アクセプト時のJCR Impact Factor:12.910)
本研究では筋量および筋質を、MRI、二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)、部位別生体電気インピーダンス分光法(S-BIS)を用いて多角的に評価・検討しました。その結果、中強度のレジスタンストレーニングでは筋量と筋質の改善がみられるのに対し、低強度のトレーニングでは筋量しか改善しないことが明らかとなりました。
論文タイトル:Effects of resistance training intensity on muscle quantity/quality in middle-aged and older people: a randomized controlled trial
本論文は、サントリーウエルネス株式会社 健康科学研究所、医薬基盤・健康・栄養研究所の山田先生、立命館大学の橋本先生などとの共同研究によるものです。
ジャーナルサイト PubMed
2022年1月11日
雑誌『体育の科学』(杏林書院発行)2022年1月号にて、「関節機能の強化について考える」と題した連載企画の第6回記事「活動後パフォーマンス増強」を執筆しました。
出版社サイト
2021年12月10日
雑誌『体育の科学』(杏林書院発行)2021年12月号にて、「関節機能の強化について考える」と題した連載企画の第5回記事「関節柔軟性の遺伝要因」を執筆しました。
本記事は、順天堂大学・宮本恵里先生との共同執筆によるものです。
出版社サイト
2021年11月23日
スポーツ健康科学系専門誌『Journal of Sport and Health Science』から"2021 Outstanding Reviewer Award"を授与いただきました。
2021年11月18日
書籍『アスレティックパフォーマンス向上のための トレーニングとリカバリーの科学的基礎』(編集:早稲田大学・平山邦明先生、文光堂発行)にて「第1章 筋力発揮と筋力増加のメカニズム」を執筆しました。
本書は、基礎研究の解説から応用実践まで見据えた内容を盛り込みつつ、近年の「トレーニング」「リカバリー」「身体に関わる情報の活用」に関する数多くの科学的知見を紹介しており、トレーニングコーチを目指す学生やすでに現場で活動されているストレングス&コンディショニングコーチ、パーソナルトレーナーにとって有益な一冊であると思われます。
出版社サイト
2021年11月10日
雑誌『体育の科学』(杏林書院発行)2021年11月号にて、「関節機能の強化について考える」と題した連載企画の第4回記事「バリスティックな筋力発揮能力」を執筆しました。
出版社サイト
2021年10月29日
陸上短距離走選手のパフォーマンスと筋柔軟性・関節柔軟性などとの関連について検討した論文が『European Journal of Applied Physiology』にアクセプトされました。
私たちはこれまでに、パフォーマンスレベルが高いスプリンターの筋スティフネスは高い(=筋が硬く伸びにくい)ことを報告してきましたが(Miyamoto et al. Med Sci Sports Exerc 2019)、なぜ筋スティフネスとパフォーマンスは関連するのかについては推察の域を脱していませんでした。一方で、スポーツの現場では「パフォーマンスレベルの高いスプリンターの足関節は硬い」と言われますが、これを支持するエビデンスは乏しいのが実状です。また、硬い足関節の規定要因も不明です。そこで本研究では、腓腹筋の柔軟性スティフネス、足関節のスティフネス、さらに、バリスティックな足関節底屈筋力(Rate of Torque Development: RTD)を測定し、パフォーマンスとの関連について検討しました。その結果、弛緩時および収縮時の筋スティフネスは異なるメカニズムでパフォーマンスに影響を及ぼしていることが分かりました。また、パフォーマンスレベルの高いスプリンターは収縮時に硬い足関節を有していることが明らかとなりました。
論文タイトル:Passive and active muscle elasticity of medial gastrocnemius is related to performance in sprinters
本論文は、順天堂大学・山崎一彦先生および山崎研OB・井上さんとの共同研究によるものです。
(筆頭著者:順天堂大学・山崎先生、責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2021年10月11日
雑誌『体育の科学』(杏林書院発行)2021年10月号にて、「関節機能の強化について考える」と題した連載企画の第3回記事「関節柔軟性を向上させるストレッチ」を執筆しました。本記事は、早稲田大学・平田先生との共同執筆によるものです。
出版社サイト
2021年9月10日
雑誌『体育の科学』(杏林書院発行)2021年9月号にて、「関節機能の強化について考える」と題した連載企画の第2回記事「関節柔軟性と筋・腱のかかわり」を執筆しました。本記事は、早稲田大学・平田先生との共同執筆によるものです。
出版社サイト
2021年8月21日
加齢に伴う筋柔軟性変化の横断研究についての論文が『International Journal of Environmental Research and Public Health』にアクセプトされました。
本研究では、30代~70代の男女を対象に、加齢に伴う筋萎縮が顕著な大腿部の筋の柔軟性を、超音波剪断波エラストグラフィを用いて評価しました。その結果、男女ともに40代後半から筋スティフネスが高くなる(=筋が硬くなる、伸びにくくなる=筋柔軟性が乏しくなる)ことが明らかとなりました。この知見は、今後は加齢に伴う筋量低下だけではなく筋柔軟性などの筋質の低下も改善させる方策が必要であること、また、筋スティフネスが筋線維化症の指標になる可能性を示唆しています。
論文タイトル:Characteristics of the passive muscle stiffness of the vastus lateralis: a feasibility study to assess muscle fibrosis
本論文は、立命館大学の橋本先生および橋本研究室大学院生、医薬基盤・健康・栄養研究所の山田先生、サントリーウエルネス株式会社などとの共同研究によるものです。
(筆頭著者:立命館大学橋本研D3・前田さん、責任著者:立命館大学・橋本先生)
ジャーナルサイト PubMed
2021年8月20日
臨床検査技師向け雑誌『臨床検査』(医学書院発行)2021年9月号の特集-スポーツを支える臨床検査-にて、「スポーツ科学分野における超音波エラストグラフィを用いた筋スティフネス評価」と題した記事を執筆しました。
出版社サイト
2021年8月16日
Newton別冊(ニュートンムック)『筋肉の科学知識 体づくり編』(ニュートンプレス発行)に、これまでの研究成果などをいくつか取り上げていただきました。(※取材協力)
そのうちの一つとして、体操競技で跳馬を得意とする選手の筋は、不得意な選手と比べてスティフネスが高い(=筋柔軟性が乏しい=硬くて伸びにくい)という論文未発表(※学会発表済)データも掲載されています。
出版社サイト
2021年8月10日
雑誌『体育の科学』(杏林書院発行)2021年8月号にて、「関節機能の強化について考える」と題した連載企画の第1回記事「関節機能とその評価法」を執筆しました。
本記事は、早稲田大学・平田先生との共同執筆によるものです。
出版社サイト
2021年4月9日
大腿二頭筋長頭の収縮時(筋力発揮時)の筋柔軟性および近位腱膜のひずみ(ストレイン:伸長の程度)の部位差について検討した論文が『Scandinavian Journal of Medicine and Science in Sports』にアクセプトされました。
ハムストリングの肉離れは大腿二頭筋長頭の近位腱膜と筋束が接合する箇所において好発しますが、その理由はよく分かっていません。その理由・原因が分かることで、効果的な肉離れ予防プログラムの構築が可能となります。本研究では、収縮時の筋スティフネスの筋内部位差や近位腱膜のひずみの部位差がその原因として関わっているのではないかと仮説を立てて検証をしました。
論文タイトル:Site-specific features of active muscle stiffness and proximal aponeurosis strain in biceps femoris long head
本論文は、早稲田大学・平田先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2021年4月7日
共著者として参画し、2月19日に『Medicine & Science in Sports & Exercise』にアクセプトされた研究(Female athletes genetically susceptible to fatigue fracture are resistant to muscle injury: Potential role of COL1A1 variant:遺伝的に疲労骨折しやすい女性アスリートは肉離れしにくい~COL1A1遺伝子多型の役割~)がプレスリリースされました。
詳細は順天堂大学プレスリリースサイトをご覧ください。
2021年4月1日
博士前期課程の大学院生2名が研究室メンバーに加わりました。詳細はメンバーページをご覧ください。
2021年4月1日
研究分担者として関わる科研費が採択されました。
基盤研究B(2021年度~)「骨格筋細胞培養工学を活用した統合的アンチエイジングのための生体応用研究基盤の創成」(研究代表者:立命館大学・橋本先生)
2021年3月24日
順天堂大学と日本スポーツ振興センターが包括連携協定を締結しました。今後、宮本研究室としても、ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC:国立スポーツ科学センター(JISS)を含む)との共同研究等によって、ハイパフォーマンススポーツの発展に寄与したいと考えています。
大学プレスリリースサイト
2021年2月23日
筋腱複合体の形状と関節可動域との関連について検討した論文が『PLOS ONE』にアクセプトされました。
理論的には、広い関節可動域には長い筋束を有する者の方が有利であると考えられていますが、このことを人間を対象に実証した研究はありません。本研究では、内側腓腹筋・アキレス腱・足関節背屈可動域を対象に検討し、長い筋束および短い腱組織を有する者の足関節背屈可動域は広くなる可能性は示しつつも、このような関連は筋や腱の弛み(slack)を考慮しない限り認められず、一般的に行われている関節可動域には筋や腱の形状はほとんど影響しないことを明らかにしています。
論文タイトル:Association between medial gastrocnemius muscle-tendon unit architecture and ankle dorsiflexion range of motion with and without consideration of slack angle
本論文は、日本学術振興会特別研究員PD・平田先生、立命館大学・金久先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者:平田先生、責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2021年2月19日
遺伝的に疲労骨折の受傷リスクが高い人は肉離れなどの筋傷害の受傷リスクが低いこと(逆もまた然り)を明らかにした論文が『Medicine & Science in Sports & Exercise』にアクセプトされました。
本研究では、アンケート調査と遺伝子多型解析による疫学調査だけではなく、筋スティフネス・骨密度の測定やI型コラーゲンのタンパク解析など多面的かつマルチなレベルでの検討によって、疲労骨折と筋傷害の受傷リスクがなぜ逆になるのかについての詳細なメカニズムも検討しています。
論文タイトル:Female athletes genetically susceptible to fatigue fracture are resistant to muscle injury: Potential role of COL1A1 variant
本論文は、順天堂大学・早稲田大学・日本体育大学・株式会社ニッピなどに所属する総勢23名の研究者による共同研究です。
(筆頭著者:順天堂大学・宮本恵里先生、責任著者:順天堂大学・福先生)
ジャーナルサイト PubMed
2021年1月12日
足部内側縦アーチの硬さ(スティフネス)と足底腱膜のスティフネスには関連がないことを明らかにした論文が『International Journal of Sports Medicine』にアクセプトされました。
足部内側縦アーチのスティフネスは足底腱膜スティフネスに依るところが大きいと考えられていますが、このことを人間を対象に実証した研究はありません。本研究では超音波shear wave(シェアウェーブ・剪断波)エラストグラフィを用いて検討し、通説を否定しています。
論文タイトル:No association of plantar aponeurosis stiffness with medial longitudinal arch stiffness
本論文は、順天堂大学・柳谷先生・D2野呂さん、東洋学園大学・光川先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者:D2・野呂さん、責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2021年1月1日
腹腔内圧の増加が股関節伸展筋力の増加をもたらすことを明らかにした論文が『Journal of Strength and Conditioning Research』に掲載されました。
これまでに私たちの研究グループは、腹腔内圧と股関節伸展筋力には関連があることを報告してきましたが(Tayashiki, Miyamoto et al. EJAP2017; Tayashiki, Miyamoto et al. EJAP2018)、本研究では両者の因果関係を明らかにし、腹腔内圧増加は股関節屈曲や膝関節伸展・屈曲筋力には影響を及ぼさず、股関節伸展筋力のみを特異的に増加させる作用を有することを明らかにしています。本研究で得られた知見は、体幹トレーニングにより疾走・跳躍パフォーマンスが向上するメカニズムとして腹腔内圧増加が関わっていることを示唆しています。
論文タイトル:Does Intra-abdominal Pressure Have a Causal Effect on Muscle Strength of Hip and Knee Joints?
(筆頭著者:鹿屋体育大学大学院OB・田屋敷さん、責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2020年12月20日
ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)主催のハイパフォーマンススポーツ・カンファレンス2020(オンライン開催)にて、「トレーニングの継続が困難な状況から再開する際の効果的なトレーニングについて考える」と題したシンポジウムに登壇し、早稲田大学・広瀬統一先生、HPSC・山下大地先生と意見交換などを行いました。
カンファレンスサイト
2020年11月2日
筋腱接合部などの組織結合部に限定的に発現しているXXII型コラーゲンα1鎖(COL22A1)の遺伝子多型が、アスリートの筋損傷(筋傷害)受傷リスクになることを明らかにした論文が『Physiological Genomics』にアクセプトされました。
本研究は、三千名以上のアスリートを対象としています。
論文タイトル:eQTL variants in COL22A1 are associated with muscle injury in athletes
本論文は、順天堂大学・福先生・宮本恵里先生・熊谷先生、日本体育大学・菊池先生、天理大学・神谷先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:順天堂大学・宮本恵里先生)
ジャーナルサイト PubMed
2020年10月30日
第60回日本臨床化学会年次学術集会にて「スポーツ健康科学分野における"筋質"の評価」と題した教育講演を行いました。
2020年8月3日
日本語訳書籍『パワーズ運動生理学 体力と競技力向上のための理論と応用』(監訳:内藤久士先生・柳谷登志雄先生・小林裕幸先生・髙澤祐治先生、発行:メディカルサイエンスインターナショナル)において、「第8章 骨格筋:構造と機能」「第19章 パフォーマンスに影響を及ぼす要因」「付録(Apendix)」の日本語訳を担当しました。
出版社サイト
2020年7月31日
研究分担者として関わる科研費が採択されました。
挑戦的研究(萌芽)(2020年度~)「脳機能亢進に資する骨格筋の「量」と「質」の向上方略策定に向けた挑戦」(研究代表者:立命館大学・橋本先生)
2020年6月25日
雑誌『ストレングス&コンディショニング』(NSCAジャパン発行)2020年7月号の特集-変わりゆくスポーツと科学シリーズ-にて、「超音波エラストグラフィ機能を用いた筋の硬さの評価:スポーツ現場での応用可能性」を分担執筆しました。
本記事は、芝浦工業大学・赤木先生、日本学術振興会特別研究員PD・平田先生、新潟医療福祉大学・中村先生との共同執筆によるものです。(筆頭著者:赤木先生)
発行元サイト
2020年6月3日
中高生のための研究キャリア・サイエンス入門雑誌『someone』(リバネス出版発行)2020年夏号vol.51の特集-”ワタシ”育成計画-にて、筋スティフネスとパフォーマンスの関係などを取り上げていただきました。
出版社サイト
2020年6月1日
雑誌『Isotope News』(日本アイソトープ協会発行)2020年6月号の特集-スポーツと放射線-にて、「アスリートの骨格筋スティフネス」を執筆しました。
出版社サイト 原稿PDF
2020年5月22日
大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋で構成されるハムストリングの筋スティフネス(硬さ・伸びにくさ)には、筋間差および筋内部位差があること、また、筋スティフネスの筋内部位差はストレッチをしても軽減・消失しないことを明らかにした論文が『Scandinavian Journal of Medicine and Science in Sports』にアクセプトされました。
本文では、筋スティフネスは肉離れ好発部位で高いわけではない(肉離れが好発する部位で筋が硬いわけではない)ことから、肉離れ発症には筋スティフネスではなく他のメカニズムが関わっていることについても言及しています。
論文タイトル:Nonuniform distribution of passive muscle stiffness within hamstring
本論文は、日本学術振興会特別研究員PD・平田先生、大阪体育大学・木村先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2020年4月1日
研究分担者として関わる科研費が採択されました。
基盤研究B(2020年度~)「肉離れ受傷リスク予測モデル構築に向けた骨格筋・腱の特性を規定する遺伝要因の解明」(研究代表者:順天堂大学・宮本恵里先生)
2020年3月16日
書籍『生理学(改訂第4版)』(監修:全国柔道整復学校協会、編集:彼末一之先生(早稲田大学)、南江堂発行)において、「筋の生理」の章を執筆しました。
出版社サイト
2020年2月26日
骨格筋細胞を取り巻く環境の酸素濃度が骨格筋細胞の成長・肥大に及ぼす影響は酸素濃度に依存しており、マイルドな低酸素環境(10~15%)が最適であることを明らかにした論文が『Biochemical and Biophysical Research Communications』にアクセプトされました。
本研究では、その分子メカニズムについても検討しています。
論文タイトル:Moderate hypoxia promotes skeletal muscle cell growth and hypertrophy in C2C12 cells
本論文は、立命館大学・橋本先生および橋本研究室院生との共同研究によるものです。
(筆頭著者:立命館大学橋本研M2・作島さん、責任著者:立命館大学・橋本先生)
ジャーナルサイト PubMed
2019年11月27日
雑誌『コーチング・クリニック』(ベースボールマガジン社発行)2020年1月号の特集-最新「骨格筋」研究-に、”筋肉の柔軟性と競技パフォーマンスとの関係”について取り上げていただきました。
出版社サイト
2019年11月21日
V型コラーゲンの遺伝子多型と筋スティフネス、関節柔軟性、筋の怪我との関連性について検討した論文が『BMC Medical Genetics』にアクセプトされました。
論文タイトル:COL5A1 rs12722 polymorphism is not associated with passive muscle stiffness and sports-related muscle injury in Japanese athletes
本論文は、順天堂大学・内藤先生・福先生・宮本恵里先生、立命館大学・金久先生、天理大学・神谷先生、日本体育大学・菊池先生、大阪体育大学・木村先生、日本学術振興会特別研究員PD・熊谷先生・平田先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:順天堂大学・宮本恵里先生)
ジャーナルサイト PubMed
2019年8月28日
書籍『Sports, Exercise, and Nutritional Genomics: Current Status and Future Directions』(編集:Debmalya Barh, Ildus Ahmetov、発行元:Elsevier)において、「Genetics of flexibility」(柔軟性の遺伝学)の章を執筆しました。
本章は、Massidda先生(University of Cagliari)、Beckleyさん(University of Cape Town)、菊池先生(日本体育大学)、福先生(順天堂大学)との分担執筆によるものです。
出版社サイト
2019年7月30日
4月26日に『Medicine & Science in Sports & Exercise』にアクセプト、5月3日にオンライン版で先行公開された研究(陸上競技短距離走選手と長距離走選手の筋の質的特徴およびパフォーマンスとの関連)について、プレスリリースをおこないました。
詳細は順天堂大学のサイトや日本の研究.comなどをご覧ください。
⇒ 8月3日時点で、新聞記事として11件、ネットニュースで92件、取り上げていただきました(本学 文書・広報課 調べ)。
8月17日時点で、新聞記事として17件、ネットニュースで100件超、取り上げていただきました(本学 文書・広報課 調べ)。
2019年7月30日
順天堂大学のサイト-JUNTENDO SPORTS-にて、現在おこなっている研究などについて取り上げていただきました。
詳細はこちらをご覧ください。
2019年7月16日
股関節柔軟性(可動域・関節スティフネス)とハムストリングの筋スティフネス(硬さ・伸びにくさ)との関連はそれほど強くないことを明らかにした論文が『International Journal of Sports Medicine』にアクセプトされました。
論文タイトル:Moderate associations of muscle elasticity of the hamstring with hip joint flexibility.
本論文は、日本学術振興会特別研究員PD・平田先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2019年4月26日
陸上競技短距離走選手と長距離走選手の筋の質的特徴およびパフォーマンスとの関連について検討した論文が『Medicine & Science in Sports & Exercise』にアクセプトされました。本研究では、高いパフォーマンスに好適な筋スティフネス(硬さ・伸びにくさ)は短距離走選手と長距離走選手では異なることを明らかにしています。
論文タイトル:Muscle stiffness of the vastus lateralis in sprinters and long-distance runners
本論文は、立命館大学・橋本先生、日本学術振興会特別研究員PD・平田先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:宮本)
ジャーナルサイト PubMed
2019年4月1日
研究代表者および研究分担者として関わる科学研究費が採択(内定)されました。
代表分:基盤研究B(2019年度~)「肉離れが好発する筋・部位・個人の特徴解明に基づく効果的予防策構築のための基盤創出」
分担分:基盤研究B(2019年度~)「皮膚の弾性は3次元筋形状および筋パフォーマンスの決定因子であるか?」(研究代表者:信州大学・吉武先生)
2019年1月18日
筋収縮時の筋スティフネス評価法についての論文が『Translational Sports Medicine』にアクセプトされました。本研究では、超音波Bモード法やアルファメソッドを用いて算出される筋スティフネスは正確に評価できていない可能性を指摘しています。
論文タイトル:Muscle elasticity under active conditions in humans: a methodological comparison.
本論文は、日本学術振興会特別研究員PD・平田先生との共同研究によるものです。
(筆頭著者&責任著者:宮本)
ジャーナルサイト
2018年10月1日
順天堂大学スポーツ健康科学部に着任しました。
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